
2025年8月1日
▼目次
歯を失ったあとにインプラント治療を検討しているけれど、金属アレルギーがあって不安という方は少なくありません。特に人と接する仕事をしている方にとっては、どの素材選ぶかは重要なポイントです。
インプラント治療では金属を使用するため、金属アレルギーがある場合には注意が必要です。ただし、すべての金属がアレルギーを起こすわけではなく、素材によってはリスクを抑えられる可能性もあります。
今回は、金属アレルギーのある方でもインプラント治療ができるのか、使用される金属の種類や注意点について解説します。
インプラント治療では、人工歯根として顎の骨に金属製のパーツを埋め込み、その上に人工歯を装着します。金属アレルギーがある方にとっては、この金属が体に影響を及ぼさないかが心配な点です。
一般的なインプラントには、チタンまたはチタン合金が使用されます。チタンは生体との親和性が高いとされ、医療分野でも広く使われている素材であり、金属アレルギーを比較的引き起こしにくいと言われています。
チタン自体はアレルギーを起こしにくい金属ですが、まれに反応を起こすケースも報告されています。インプラント治療の前に金属アレルギーの有無をしっかり把握することが重要です。
金属アレルギーが心配という方は、皮膚科などで金属のパッチテストを受けることで、アレルギーの可能性を調べることができます。検査結果をもとに、使用する素材を変更したり、別の治療方法を検討することも可能です。
どうしてもチタンが不安な方に対しては、「ジルコニアインプラント」と呼ばれる金属を使わないタイプのインプラントが提案される場合もあります。ただし、全ての症例に適用できるわけではないため、事前に歯科医師との相談が必要です。
金属アレルギーがあっても、インプラント治療がまったくできないわけではありません。素材の種類や体質に配慮しながら、自分に合う方法を検討していくことが大切です。
インプラントに使用される素材によっては、アレルギーを起こしやすいものもあります。ここでは、リスクのある金属とアレルギーに配慮された素材について解説します。
一般的に、ニッケル・クロム・コバルトなどは金属アレルギーを引き起こしやすいとされています。これらは保険適用の金属の詰め物や被せ物にも使われることがあり、過去に口内炎や皮膚の赤みが出た経験がある方は注意が必要です。
インプラントに使われることが多いチタンは、金属の中でもアレルギーリスクが低いといわれています。人工関節や心臓の医療機器などにも使われている実績があり、医療用途として使われている素材です。
チタン合金には、微量ながら他の金属(アルミニウムやバナジウムなど)が含まれていることがあります。こうした成分に反応する場合もあるため、検査結果に応じて使用可否を判断する必要があります。
ジルコニアはセラミックの一種で、金属ではないため、金属アレルギーの方でも検討される素材です。ただし、骨との結合性や耐久性はチタンと異なるため、適応の有無は歯科医師が判断が必要です。
過去にアクセサリーや銀歯で違和感を感じたことがある方は、必ず事前に申告しましょう。治療計画の段階でリスクを減らすための対策が立てやすくなるでしょう。
インプラント治療は、使われる素材や体の反応をよく理解した上で進めることが必要です。
金属アレルギーに不安を感じている方がインプラント治療を受けるにあたって、治療前に確認・準備しておきたいポイントがあります。治療の選択のために、次の点をしっかり押さえておきましょう。
金属アレルギーの既往歴がある場合は、些細なことでも歯科医師に伝えることが大切です。アクセサリーや腕時計でかゆみが出た経験がある方や、過去の治療で詰め物がしみた・違和感があったという場合は歯科医院で相談しましょう。
金属アレルギーの有無がはっきりしない場合には、皮膚科などで金属のパッチテストを受けておくと良いでしょう。検査は複数の金属を対象に行うため、使用予定の素材に対する反応を事前に確認することが可能です。
インプラントには、チタン、チタン合金、ジルコニアなど複数の素材があります。どの素材が使用可能か、また自分に合った選択ができるかは、クリニックによっても異なります。カウンセリングの際に、取り扱っている素材や過去の症例について聞いておくと判断しやすくなります。
治療が終わったあとも、体調の変化には注意が必要です。口の中や全身にかゆみや腫れ、違和感などが出た場合は、我慢せずにすぐに医療機関へ相談するようにしましょう。早めの対応がリスクの軽減につながるでしょう。
不安が残ったまま治療を始めてしまうと、通院やアフターケアにも影響が出てしまうことがあります。素材の特徴や自分の体質について理解し、納得した上で治療方針を決めることがポイントです。
金属アレルギーに対する正しい知識と準備があれば、リスクを最小限に抑えながらインプラント治療を受けることが可能です。事前の情報収集と医師との十分な相談が大切です。
インプラント治療において、「どのクリニックでも結果は同じ」というわけではありません。
治療の成功には、歯科医師の高い技術力はもちろん、患者さん一人ひとりと誠実に向き合う姿勢と、設備の充実が不可欠です。
北習志野駅、習志野駅、高根木戸駅、船橋日大前駅、飯山満駅近くの歯医者 北習志野I’S歯科・矯正歯科では、身体的な負担を軽減することはもちろん、患者さんの精神的な負担もできる限り減らすよう努めています。そのために、歯科医師たちは患者さんとのコミュニケーションを重視し、一人ひとりに寄り添った治療を心がけています。
<北習志野I’S歯科・矯正歯科のインプラント治療が選ばれる理由>
➀人為ミスを限りなくゼロに近づける「コンピューターインプラント」
CT装置とシミュレーションソフトで歯、骨、血管、神経の位置関係を立体的に捉えインプラントの埋め込み位置や角度を事前にシミュレーションし手術の精度の向上に導きます。
➁徹底した無菌処理で感染症リスク予防
手術中に患部に細菌が侵入すると、炎症を引き起こし、最悪の場合はインプラントがうまく定着せず、失敗に至ることもあります。
このようなリスクを最小限に抑えるために、滅菌処理を徹底して行っています。すべての医療器具は使用前に滅菌処理を行い、治療環境も常に清潔に保たれています。
➂ウトウトしている間に手術が終わる「静脈内鎮静法」
静脈に鎮静剤を点滴し、リラックスした状態で手術を受けることができます。
実際には、うとうととしたほとんど眠っているかのような状態で治療を受けることができます。
➃4本のインプラントで14本の歯を支える「All-on-4」
総入れ歯の方が全ての歯をインプラントにすると、非常に高額な費用が発生します。しかし、わずか4本のインプラントを用いることで、自然な歯と同様の噛み心地を実現することが可能です。
北習志野I’S歯科・矯正歯科では「インプラント治療後の人生に対して責任を持つ」という強い決意のもと、患者さんが納得するまで、わかりやすく丁寧に治療内容を説明し、インプラント治療を進めます。
▼インプラント治療の詳細はこちら
金属アレルギーがあっても、インプラント治療がすべて不可能というわけではありません。使用されるチタンは比較的アレルギーを起こしにくい素材とされていますが、まれに反応が出ることもあるため、事前の検査や相談が重要です。
治療前にはアレルギー歴を歯科医師に伝え、必要に応じてパッチテストなどの検査を受けておくことで、治療の不安を軽減し、前向きに進めていくことができるでしょう。
北習志野駅、習志野駅、高根木戸駅、船橋日大前駅、飯山満駅周辺で金属アレルギーに配慮したインプラント治療をお考えの方は、北習志野I’S歯科・矯正歯科までお気軽にご相談ください。
監修:北習志野I’S歯科・矯正歯科
院長 山岸 朋史
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。