
2025年3月26日
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歯を失った際の治療法として「インプラント」と「ブリッジ」がありますが、どちらを選ぶべきか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。これらにはそれぞれの特徴があり、寿命や健康への影響が異なります。そのため、耐久性やメンテナンスの違い、骨や歯への影響を理解せずに選ぶと、将来的に後悔することになるかもしれません。今回は、インプラントとブリッジの特徴や寿命、さらに健康への影響について詳しく解説します。
歯を失った際の治療法としてよく用いられるのが「インプラント」と「ブリッジ」です。以下に、それぞれの基本的な仕組みと特徴を解説します。
インプラントは、顎の骨にチタン製の人工歯根を埋め込み、その上に人工の歯を装着する治療法です。
➀天然歯に近い噛み心地:違和感が少なく、強く噛みやすい
➁周囲の歯に負担をかけない:隣の歯を削る必要がない
➂骨が痩せるのを防ぐ:歯根がないと骨が吸収されるが、インプラントはそのリスクを軽減できる可能性がある
ただし、手術が必要であり、治療期間が長くなりやすいというデメリットもあります。
ブリッジとは、失った歯の両隣の歯を支えにして人工歯を固定する治療法です。
➀短期間で治療が終了:一般的に、数回の通院で治療が終わることがほとんど
➁外科手術が不要:インプラントのように手術の必要がない
➂保険適用が可能:一部の素材では健康保険が適用されることがある
しかし、隣の健康な歯を削る必要があるというデメリットがあり、削った歯への負担が大きくなることが問題となる場合があります。
治療を選ぶ際に重要なのが「耐久性」と「メンテナンスのしやすさ」です。以下に、それぞれの治療法の寿命とメンテナンス方法を解説します。
インプラントの寿命は10〜20年以上とされており、適切なメンテナンスを行えば一生使い続けられる可能性もあります。
➀独立しているため周囲の歯に影響が少ない:隣の歯に負担をかけずに使用できる
➁インプラント周囲炎のリスクがある:清掃を怠ると炎症を起こし、最悪の場合はインプラントが脱落することもある
ブリッジの平均寿命は7〜10年程度とされ、支えとなる歯の状態によってはさらに短くなることがあります。支えとなる歯に問題が生じると、ブリッジ全体を作り直さなければならない場合があります。
➀支えの歯がむし歯になりやすい:削った歯に負担がかかるため、むし歯や歯周病のリスクが上がりやすい
➁定期的なメンテナンスが必要:ブリッジの下に汚れがたまりやすく、清掃を怠ると炎症を起こすことがある
インプラントの場合もブリッジの場合も、どちらも長く使うためには、毎日の歯磨きと定期検診が必須です。天然歯と同じようにしっかり管理することが重要になります。
治療法を選ぶ際には、将来的な健康への影響も考慮する必要があります。以下に、それぞれが骨や歯に与える影響を解説します。
インプラントは、顎の骨に直接埋め込むため、以下のメリットがあります。
➀骨の吸収を防ぐ:歯根の役割を果たすため、骨が痩せにくい
➁他の歯に負担をかけない:独立した構造なので、周囲の歯に影響が少ない
ただし、骨の状態によってはインプラントが適用できないこともあるため、事前の診断が重要です。
ブリッジは、支えとなる歯に負担がかかるため、将来的に以下の問題が起こる可能性があります。
➀支えの歯が弱る:削った部分がむし歯になりやすく、負担が増える
➁骨が痩せる可能性:歯根がないため、顎の骨が徐々に吸収されることがある
支えの歯が弱くなると、ブリッジを再作製する必要があり、結果的に負担が増えることにつながります。
インプラント治療において、「どのクリニックでも結果は同じ」というわけではありません。
治療の成功には、歯科医師の高い技術力はもちろん、患者さん一人ひとりと誠実に向き合う姿勢と、設備の充実が不可欠です。
船橋市 習志野台の歯医者 北習志野I’S歯科・矯正歯科では、身体的な負担を軽減することはもちろん、患者さんの精神的な負担もできる限り減らすよう努めています。そのために、歯科医師たちは患者さんとのコミュニケーションを重視し、一人ひとりに寄り添った治療を心がけています。
CT装置とシミュレーションソフトで歯、骨、血管、神経の位置関係を立体的に捉えインプラントの埋め込み位置や角度を事前にシミュレーションし手術の精度の向上に導きます。
手術中に患部に細菌が侵入すると、炎症を引き起こし、最悪の場合はインプラントがうまく定着せず、失敗に至ることもあります。
このようなリスクを最小限に抑えるために、滅菌処理を徹底して行っています。すべての医療器具は使用前に滅菌処理を行い、治療環境も常に清潔に保たれています。
静脈に鎮静剤を点滴し、リラックスした状態で手術を受けることができます。
実際には、うとうととしたほとんど眠っているかのような状態で治療を受けることができます。
総入れ歯の方が全ての歯をインプラントにすると、非常に高額な費用が発生します。しかし、わずか4本のインプラントを用いることで、自然な歯と同様の噛み心地を実現することが可能です。
北習志野I’S歯科・矯正歯科では「インプラント治療後の人生に対して責任を持つ」という強い決意のもと、患者さんが納得するまで、わかりやすく丁寧に治療内容を説明し、インプラント治療を進めます。
インプラントとブリッジは、それぞれメリット・デメリットがあり、寿命や健康への影響が異なります。長く使いたい方や健康な歯を守りたい方にはインプラントが適していますが、手術やコスト面を考えるとブリッジが選ばれることもあります。自分に合った治療法を選ぶためには、歯科医師の診断を受けることが重要です。
船橋市 習志野台の歯医者 北習志野I’S歯科・矯正歯科では、患者さん一人ひとりに適した治療法をご提案しています。
船橋市 習志野台周辺でインプラント治療を検討している方は、北習志野I’S歯科・矯正歯科にご相談ください。
監修:北習志野I’S歯科・矯正歯科
院長 山岸 朋史
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。