
2024年11月8日
▼目次
目立ちにくい矯正治療を考えている方にとって、インビザラインと裏側矯正(リンガル矯正)という選択肢があります。これらの治療法はどちらも歯列を美しく整えることを目指していますが、それぞれに異なる特徴があります。今回は、インビザラインと裏側矯正の特徴、治療期間、そしてどちらの治療法が適しているかについて詳しく解説します。
インビザラインは、透明なマウスピース型の矯正装置を使って歯を少しずつ動かしていく治療法です。
このマウスピースは、患者さんの歯型データを基に個別に作られます。
通常、患者さんには複数のマウスピースが渡され、それぞれを1~2週間ごとに交換して、計画に基づいて歯を移動させていきます。
マウスピースが透明で、装着していてもほとんど目立ちません。矯正治療中であることを他人に気付かれにくいのが特徴です。
食事や歯磨きの際に取り外せるため、矯正装置周りの清掃が難しい従来のワイヤー矯正と比べ、日常生活において口腔内の清潔を保ちやすいです。
患者さん一人ひとりの歯並びに合わせてマウスピースが設計されるため、快適に装着できるようになっています。
裏側矯正(リンガル矯正)は、歯の裏側に矯正器具を装着する治療法です。
一般的な表側に装着する矯正器具(ブラケット)と同様に、ワイヤーとブラケットを使って歯を動かしますが、装置が裏側にあるため、外からはほとんど見えない点が特徴です。
裏側矯正は、見た目を気にせず矯正を進めたい方や、比較的複雑な歯並びの治療が必要な方に向いています。
裏側に矯正装置を装着するため、他人から矯正器具が見えることはほとんどありません。
見た目を重視する方にとっては、非常に大きなメリットです。
インビザライン矯正も多くの症例に対応していますが、現在は裏側矯正の方が複雑な歯並びのケースに対応できます。より複雑な矯正治療が必要な場合でも効果的です。
装置が歯の裏側にあるため、治療初期は舌が装置に当たって発音に影響が出ることがありますが、徐々に慣れていくケースがほとんどです。
治療期間は個々の歯並びや症状の程度によって異なりますが、一般的にはインビザラインと裏側矯正では以下のような傾向があります。
一般的な目安として、インビザラインは1年半から2年程度が多いです。症状の程度によっては6ヶ月から最長5年となることもあります。
軽度から中度の不正咬合に適しています。
インビザラインは患者さんご自身の協力度が治療期間に大きく影響します。例えば、マウスピースを1日20時間以上装着することが推奨されていますが、これを守らないと治療期間が長引く可能性があります。
裏側矯正もインビザライン同様に、一般的には1年半から2年程度が多いとされていますが、症状の程度により異なります。
特に、歯の動きが複雑な場合や、噛み合わせの大きな改善が必要な場合には、インビザラインよりも時間がかかることがあります。
一方で、裏側矯正の場合は装置が固定されているため、マウスピースの付け忘れなど、患者さんの協力に依存しにくいというメリットがあります。
インビザラインは次のような方におすすめです。
インビザラインは透明なマウスピースを使用しているため、矯正装置が目立ちにくく、仕事やプライベートで周囲に気づかれたくない方に最適です。
マウスピースは取り外しができるため、食事後や就寝前にしっかりと歯磨きができ、むし歯や歯周病を予防しながら治療を進めたい方に向いています。
インビザラインは、軽度から中等度の歯並びの乱れに特に効果的です。
歯列を大きく動かす必要があるケースよりも、比較的調整が少ない場合に向いています。
インビザラインと裏側矯正は、どちらも目立たない矯正治療法として人気があります。インビザラインは透明なマウスピースを使い、取り外しができるため、見た目や口腔ケアのしやすさが魅力です。一方、裏側矯正は矯正器具が見えにくいことが最大のメリットで、より複雑なケースにも対応できます。治療期間や効果は個々のケースにより異なるため、歯科医師と相談しながら最適な治療法を選ぶことが大切です。
北習志野周辺で矯正治療を検討されている方は、まずはぜひ北習志野I’S歯科・矯正歯科までご相談ください。ご自身の生活スタイルや希望に最も適した治療法をご提案させていただきます。
監修:北習志野I’S歯科・矯正歯科
院長 山岸 朋史
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
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